10月の剪定でやってはいけない8選!よくある失敗と正しい手順

Aug 26,2026

「10月に剪定すべき植物」って、実はかなり限られているんですよね。私も長年ガーデニングをやってきて、最初の頃は「秋は全部剪定しなきゃ」と思い込んで、逆に花をダメにしてしまった経験があります。結論から言うと、10月に剪定してOKなのは、特定の植物だけ。たとえば、うどん粉病が出た宿根草や花が終わったラベンダー、そして新枝咲きのアジサイなどがその対象です。逆に、春に咲くモクレンやレンギョウは絶対に切ってはいけません。私も昔、なんとなく秋に剪定してしまい、翌年まったく花が咲かずに後悔したことがあります。この記事では、私が実際に失敗から学んだポイントを交えながら、10月に剪定すべき植物とその正しい方法を、具体的な手順とともにお伝えします。あなたもこの秋、正しい知識で剪定して、来年の春に美しい花を咲かせましょう。

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1. ほとんどの宿根草(多年草)

なぜ秋に剪る必要があるの?

実は私もずっと悩んでいたんだけど、宿根草をすべて秋に切る必要はない。ススキのような観賞用グラスや、コーンフラワー、ルドベキアの種は冬の鳥の餌になるし、雪景色の中で枯れた姿もなかなか風情がある。でも、葉っぱにうどん粉病やカビの跡が見える株は別。

たとえばアイリス、ホリホック、フロックス、ピオニー、ビーバーム——これらは秋に放置すると、枯れた葉の上で真菌が増えて、春に土壌ごと感染が広がるリスクがある。私は一度、ピオニーを切り忘れて翌年花が咲かなかったことがある。あの時は「来年こそは絶対に切るぞ」と心に決めたよ。やり方は簡単で、地面から5〜10cmのところでばっさり切る。病気の葉はゴミ袋に入れて、絶対にコンポストには入れないこと。これだけで、春の新芽がすっきりと元気に伸びる。

具体的な剪定手順を教えて

剪定バサミを手に取る前に、まず葉の状態をチェックしよう。私はFelco F2の剪定バサミを愛用している。切れ味が良くて手が疲れにくい。

作業は次の順で進める。まず枯れた茎や花がらを根元から取り除く。次に、株元が風通し悪くならないように、内側の混み合った葉を間引く。この時、切った葉が地面に落ちたままにしないこと。カビの胞子が土に残るからね。最後に、株の周りを軽く耕して腐葉土をひと握り混ぜ込む。実はこれが一番大事なステップで、冬の間に土壌微生物が活性化して、春の開花がぐっと良くなる。私はこの作業を毎年10月の第2週にやると決めている。季節の行事みたいなもので、庭がきれいになるし、気分もリセットできる。

2. ラベンダーとローズマリー

10月の剪定でやってはいけない8選!よくある失敗と正しい手順 Photos provided by pixabay

秋に切るのが正解?それとも春?

よく聞かれる質問なんだけど、答えは「秋」。ラベンダーとローズマリーは開花が終わった後、冬が来る前に形を整えるのがベスト。ただし、古い木質部分まで切ると、その先が枯れてしまうから注意。私も最初は「大胆に切ろう」と思って深く切りすぎて、半分くらい枯らした苦い経験がある。

正しいやり方はこうだ。花がらを取るついでに、全体の1/3くらいを目安に緑の葉の部分だけを切る。ローズマリーは刈り込むと、キッチンで使える枝がたくさん取れるから一石二鳥。私は切った枝を乾燥させて、冬の間スープや肉料理に使っている。ラベンダーは花の香りを部屋に楽しむために、リースにして吊るすのもおすすめ。ただし、寒さに弱い品種のラベンダーは、春まで待ったほうが無難。品種名を確認してから作業しよう。私の庭では「イングリッシュラベンダー」は秋剪定、「フレンチラベンダー」は春まで待つようにしている。

切る量と形の目安を教えて

形を整えるときのポイントは、全体がドーム状になるように意識すること。私は毎回、まず横から見て、バランスが悪い枝をピックアップする。そして、切る前に「この枝を切ったらどうなるか」を3秒だけ考える。これが意外と大切で、勢いで切ると後悔する。

具体的な数値で言うと、ラベンダーは高さの約1/3を、ローズマリーは約1/4を目安に切る。もし株が古くなって木質化が進んでいるなら、緑の葉がついている部分だけを残すように細心の注意を払う。切った後は、必ず株元に軽く堆肥をまいて、乾燥を防ぐ。私はこの作業を10月の晴れた午前中にやるようにしている。午後から雨が降ると切り口が濡れて病気になるリスクがあるからね。ちなみに、切った枝をそのまま土に挿すと、思わぬところで根が出て増えることもある。私はそれを鉢に植え替えて、知人にプレゼントしている。

3. 夏に実をつけるベリー類

どれを切るべき?間違えたらどうなる?

ラズベリー、ブラックベリー、グーズベリー——これらは夏に実をつける品種だけを10月に剪定する。秋に実をつける品種は絶対に切らない。間違えると、来年の実がつく枝を全部切ってしまうことになる。私の友人が一度やってしまい、翌年はまったく実がならなかった。

剪定の基本は、今年実をつけた枝(フルーツケイン)を根元から切り落とす。これが終わったら、残った若い枝(来年の枝)を4〜6本だけ残して、ほかは間引く。残す枝は太くて健康なものだけ。細い枝や曲がった枝は思い切って切る。病気の予防にもなるし、栄養が集中するから実が大きくなる。私は毎年、切った枝を細かく刻んで、堆肥に混ぜている。ただし、病気の枝は絶対にコンポストに入れないこと。これは鉄則だ。

10月の剪定でやってはいけない8選!よくある失敗と正しい手順 Photos provided by pixabay

秋に切るのが正解?それとも春?

トゲがある品種を扱うなら、パンク防止の園芸用手袋は必須。私はAmazonで買った耐穿刺性の手袋を使っている。普通の軍手だとトゲが刺さって痛い思いをする。

まず、剪定バサミは必ず清潔で切れ味の良いものを使う。私はTabor ToolsのGG12Aアンビルロッパーも併用している。太い枝が楽に切れる。作業の順番は、最初に実をつけた古い枝を根元から切る。次に、株元の混み合った場所を整理して、空気の通りを良くする。最後に、切り口に癒合剤を塗る。私はこれを怠って、切り口から菌が入って枝が枯れたことがある。もう二度と同じ失敗はしない。切った枝はすぐに片付けて、株元にマルチング材を敷く。これで雑草も防げて一石二鳥。

4. ノックアウトローズ(つるバラの一種)

なぜ秋に剪ってもOKなの?

バラの剪定は通常、冬の休眠期が基本。でも、ノックアウトローズは新しい春の枝に花芽をつける性質がある。つまり、秋に切っても来年の花に影響が出にくい。私も最初は半信半疑だったけど、試してみたら翌年の開花がむしろ良くなった。

やり方は簡単で、全体の1/3程度を目安に切る。具体的には、長く伸びた枝や内側に交差している枝を中心に切る。あまり小さく切りすぎると、冬の寒さで株が弱るリスクがある。私はいつも、株の高さを50cmくらいに整えるようにしている。そうすると、雪が積もっても枝が折れにくい。切った後は、株元に堆肥をたっぷりと与える。これで春の開花が格段に良くなる。忘れちゃいけないのが、切った枝や葉っぱは徹底的に拾い集めること。バラは黒星病になりやすいから、落ち葉はすべてゴミ袋に入れて処分する。

他のバラは秋に切らないほうがいい?

そう。私はこれで失敗したことがある。秋に深く切りすぎたバラは、冬に枯れ込んでしまった。だから、他の品種は凍結や積雪で折れそうな枝だけを、数センチ切る程度に留める。

具体的な見分け方は、枝が細くて風で揺れやすいもの、または他の枝と擦れている部分だけをカットする。これで冬のダメージを最小限にできる。私の師匠は「秋のバラ剪定は、あくまで予備動作。本番は2月の冬剪定だよ」と言っていた。確かにその通りで、ノックアウトローズ以外は、ほとんど手を加えずに冬を越させるのが正解。もし迷ったら、切るのをやめておく。後で切ることはできても、一度切った枝は戻らないからね。

5. サザンマグノリア(タイサンボク)

10月の剪定でやってはいけない8選!よくある失敗と正しい手順 Photos provided by pixabay

秋に切るのが正解?それとも春?

マグノリアは秋に剪定するのが一番。特にサザンマグノリアは、花が咲き終わった後が剪定のチャンス。冬に切ると、切り口から樹液が大量ににじみ出て木が弱る。私も一度、冬に剪定してしまい、春に元気がなくて心配したことがある。

まず、花がすべて終わったのを確認してから作業を始める。10月でも早すぎると、まだ咲いている花を切ってしまう。私は毎年、10月の第3週にスケジュールを入れる。切る場所は、枯れた枝や病気の枝、そして内側に向かって伸びている枝。これらを根元から切る。全体のバランスを見ながら、樹形を整えるように意識する。私はTabor ToolsのGG12Aアンビルロッパーを使っている。太い枝も楽に切れる。切った後は、切り口に癒合剤を塗って乾燥を防ぐ。これで翌年の花付きが良くなる。

大きな木の剪定で注意することは?

マグノリアは大きくなるから、高所作業が必要な場合もある。私は一度、脚立に乗って剪定していてバランスを崩したことがある。それ以来、高さ2m以上の枝はプロに任せることにしている。

もし自分でやるなら、剪定バサミの代わりにノコギリを使う場面も出てくる。その時は、枝の付け根の「枝の襟」と呼ばれる膨らんだ部分を残して切る。これを切ってしまうと、治りが悪くなって病気の入り口になる。私は最初、これを知らずに幹にぴったり切ってしまい、大きな傷ができた。正しい切り方は、枝の襟の少し外側を斜めに切る。これで木が自然に治癒する。もし不安なら、園芸の本を一冊買って、図解を確認しながらやるのがおすすめ。私は「庭木の剪定教科書」という本を愛用している。

6. ガーデニア(クチナシ)

暖かい地域の人だけの作業?

そう。ガーデニアは温暖な気候で育つ植物だから、寒い地域ではそもそも庭植えにできない。でも、南の方の庭師にとっては、10月の剪定が大切な作業になる。私も以前、関東地方で鉢植えで育てていたことがある。

剪定のタイミングは、花がすべて終わって、新しいつぼみが確認できなくなったら。早すぎると、まだ咲く可能性のある花を切ってしまう。私は毎年、10月の初旬にチェックして、花がらをすべて取り除く。次に、ひょろひょろと伸びた枝や、傷んでいる枝を根元から切る。全体の形は、自然な丸みを意識して整える。ガーデニアは剪定に強くないから、切りすぎに注意。私は一度、1/3以上切ってしまい、翌年は花が咲かなかった。それ以来、全体の1/4程度を目安にしている。切った枝は、水に挿して室内で楽しむこともできる。いい香りが部屋中に広がって、剪定が楽しみになる。

剪定後のケアはどうする?

剪定が終わったら、株元に緩効性の肥料をひとつまみ与える。私は有機肥料を好んで使っている。ガーデニアは酸性の土を好むから、ピートモスや酸性肥料を混ぜるのも効果的。

さらに、冬の寒さ対策として、株元にマルチングをたっぷり敷く。私はバークチップを5cmくらいの厚さで敷いている。これで根霜を防げる。もし鉢植えなら、室内の明るい場所に移動させる。私は南向きの窓辺に置いている。注意点は、剪定後に雨が続くと切り口から病気が入りやすい。だから、晴れた日の午前中に作業を終わらせる。切った葉っぱや枝は、すぐに片付けて清潔を保つ。病気の葉は特に注意して、コンポストには入れずに燃えるゴミとして処分する。この習慣で、私のガーデニアは毎年元気に花を咲かせている。

7. パニクルアジサイとスムースアジサイ

どのアジサイを秋に切るの?

アジサイの剪定は種類によって全然違う。ここで間違えると、来年の花が咲かない。旧枝咲き(モップヘッドやオークリーフ)は秋に絶対に切らない。新枝咲き(パニクルアジサイやスムースアジサイ)だけが10月の剪定対象。私も最初は全くわからず、高級なモップヘッドアジサイを切ってしまい、翌年は葉っぱだけの庭になった。

まず、枯れた花がらを取る。これで新しい花芽がつきやすくなる。次に、形を整えるために、長く伸びすぎた枝や内側の枝を間引く。ただし、強い剪定(全体の1/3以上)は冬か春まで待つ。私はこの秋の剪定を「軽いメンテナンス」と呼んでいる。切る量は全体の1/5程度で十分。具体的には、花がらを取るついでに、ひょろひょろした枝を3〜4本切るだけ。これで来年の花つきが良くなる。

間違えたらどうなる?

私の失敗談を一つ。旧枝咲きのアジサイを秋に切ったら、翌年は花芽がほとんどつかなかった。旧枝咲きは、秋に翌年の花芽を準備するから、秋に切るとその芽を失う。私の友人は、「アジサイは全部同じでしょ」と言って、すべての株を秋に剪定してしまい、翌年は悲しい思いをした。

もし間違えて切ってしまっても、株が健康なら翌々年には回復する。でも、せっかくなら正しい剪定を覚えたいよね。私は、品種の名札を必ず付けておく。それで剪定のタイミングを間違えない。もし名札がなくて迷ったら、秋は何もせず、春に新しい芽が出てから判断する。これが一番安全な方法だ。切った後の枝は、挿し木に使うと増やすこともできる。私はパニクルアジサイの枝を水に挿して、友人にプレゼントしている。

8. 吸芽(サッカー)を出す低木や樹木

なぜ吸芽が問題なの?

多くの樹木や低木は、株元から細い芽(サッカー)をたくさん出す。これを放置すると、栄養が分散して、メインの株が弱る。また、見た目も乱雑になる。私の庭でも、ハナミズキやライラックが毎年たくさんのサッカーを出して困っていた。

サッカーの除去は、秋にやるのがベスト。なぜなら、冬の間に株が休眠に入る前に、エネルギーをメインの株に集中させられるから。やり方は、サッカーを根元から引きちぎるか、刃物で切り取る。私はできるだけ深く掘り下げて、根本から切る。浅く切ると、すぐにまた生えてくる。私の経験では、地面から5cmくらい掘り下げて、株元の膨らんだ部分(ノード)ごと切り取るのが効果的。これをやらないと、切った場所からさらに多くのサッカーが出る。処理した後は、その場所に腐葉土をかぶせておく。これで再発を防げる。

特にサッカーが多い植物は?

ハナミズキ、クロバナエンジュ、ライラック、フォーサイシア、サンザシ、マンサク、そして多くの果樹がサッカーを出しやすい。私の庭では、リンゴの木が毎年ものすごい数のサッカーを出す。放置すると、根元がジャングルみたいになる。

サッカーの除去は、年に1回の秋の作業で十分。私は10月の最終週に、庭全体をチェックする習慣をつけている。手順は、まず株元の周りを手でかき分けて、サッカーを確認する。次に、太いサッカーは剪定バサミで、細いものは手で引き抜く。手で抜くときは、力を入れすぎないように注意。根を傷めると、今度は別の場所からサッカーが出る。私は軍手をして、丁寧に一本ずつ処理する。最後に、株元にマルチングをして、乾燥と雑草を防ぐ。この作業を続けると、メインの株がぐんぐん育つ。私のリンゴの木は、サッカーをこまめに取るようになってから、実の大きさが1.5倍になった。

9. 秋に剪定してはいけない植物(よくある勘違い)

つい切ってしまいがちな植物は?

私が一番多く相談を受けるのが、「春に花が咲く樹木を秋に切ってしまった」という失敗。レンギョウ、モクレン、ハナミズキ、ライラック——これらは旧枝咲きで、秋に翌年の花芽を準備する。秋に切ると、その芽を全部捨てることになる。私も昔、レンギョウを秋に丸坊主にしたら、翌年は花がまったく咲かなかった。

もう一つが、常緑樹の強い剪定。ツゲやイヌツゲを秋に深く切ると、切り口から寒さが入り込んで、冬に枯れ込む。私はある年、ツゲの生垣を秋に整えすぎて、春に半分が茶色くなった。常緑樹の剪定は、春の新芽が出る前か、成長が落ち着いた夏が基本。もし秋にどうしても形を整えたいなら、新しく伸びた枝の先端だけを数センチ切る「軽い刈り込み」に留める。これならリスクが少ない。

見分け方を教えて

迷ったら、花が咲く時期を思い出してほしい。春に咲く植物は、秋にはすでに花芽ができている。だから、秋に切るとその芽を失う。逆に、夏から秋に咲く植物は、秋に切っても大丈夫なことが多い。私は、このルールを覚えてから、剪定ミスが激減した。

もう一つの判断基準は、「今年の枝に咲くか、去年の枝に咲くか」という点。私はこれを、園芸店で買った手帳にメモしている。品種ごとに「秋剪定OK」「冬剪定」「春剪定」と書き分けて、毎年見返す。これだけで、剪定のタイミングに迷わなくなる。もし覚えきれないなら、スマホのメモ帳に写真を貼って管理するのもおすすめ。私は、剪定前の写真と剪定後の写真をセットで保存している。そうすると、翌年の状態と比較できるから、自分の技量が上がる。実際、この方法で剪定の腕前が格段に良くなった。庭の管理が楽しくなって、毎年秋が待ち遠しくなる。

10. 剪定道具の選び方とメンテナンス

必要な道具はこれだけ

秋の剪定を始める前に、道具をしっかり準備しよう。私が最低限必要だと思うのは、剪定バサミ、ロッパー、園芸用手袋、そしてゴミ袋。私はFiskarsのバイパス剪定バサミを愛用している。切れ味が良くて、手が小さな私でも使いやすい。もう一つ、Tabor ToolsのGG12Aアンビルロッパーは、太い枝を切るときに重宝する。手袋は、Amazonで買った耐穿刺性のもの。トゲのある植物を扱うときはこれがないと危ない。

道具のメンテナンスも忘れずに。剪定バサミは使い終わったら、布で拭いて、油をさす。私は年に1回、プロ用の砥石で研いでいる。切れ味が悪いと、枝を切るときに裂いてしまい、病気の原因になる。私はこのことを、ある年、切れないバサミで無理に切って、枝をぐちゃぐちゃにした経験から学んだ。それ以来、切れ味が落ちたらすぐに研ぐか、新しいものに交換する。道具を大事にすれば、植物も健康に育つ。剪定作業が楽しくなるように、自分に合った道具を選んでほしい。

初心者におすすめの道具セット

もしこれから剪定を始めるなら、最初から高級品を買う必要はない。私は、3000円くらいの剪定バサミと、5000円くらいのロッパー、そして1000円の手袋で十分だと思う。これで、ほとんどの庭木の剪定がこなせる。私も最初は安い道具を使っていたけど、特に問題はなかった。ただ、切れ味の悪い道具は絶対に使わないこと。枝を切るストレスが増えるし、植物にも悪影響だ。

道具の収納も大切。使った後は、湿気の少ない場所に保管する。私は、工具箱にシリカゲルを入れて、サビを防いでいる。もしサビが出たら、ワイヤーブラシで落としてから油を塗る。このメンテナンスを習慣にすると、道具が10年は持つ。私は、祖父からもらった剪定バサミを今も使っている。道具を大事にすると、剪定作業そのものが楽しくなる。秋の庭仕事の時間が、自分だけの特別な時間になる。

11. 剪定後のケアと冬越し準備

剪定が終わったら何をする?

剪定が終わったからといって、そのまま放置してはいけない。まず、切った枝や葉っぱをすべて拾い集める。私は、病気の葉っぱは別のゴミ袋に入れて、燃えるゴミとして出す。健康な枝は、細かく刻んで堆肥に混ぜる。これで、来年の春に使える良い堆肥ができる。堆肥作りも、秋の庭仕事の楽しみの一つだ。私は、堆肥枠をDIYで作って、剪定クズをどんどん投入している。

次に、株元にマルチングを施す。私は、バークチップや腐葉土を5cmくらいの厚さで敷く。これで、冬の寒さから根を守り、雑草も防げる。マルチングは、株の周りにドーナツ状に敷くのがポイント。幹に直接触れると、湿気で幹が腐る原因になる。私は、幹から10cmくらい離して、均等に広げる。最後に、たっぷりと水をやる。冬の間は乾燥するから、水やりを忘れないように。私は、週に一度のペースで、晴れた日に水をやっている。これで、春まで植物が元気に冬を越せる。

冬越しのチェックリスト

私が毎年使っているチェックリストを共有する。まず、剪定した植物すべてに、癒合剤を塗ったかどうか。次に、マルチングを適切な厚さで敷いたか。そして、水やりを週に一度行っているか。さらに、鉢植えの植物は、室内に移動させたか。最後に、道具をきれいに掃除して、油をさしたか。この5つをチェックすれば、冬越しの準備は完璧。私は、このリストをスマホのメモに保存して、毎年確認している。

もう一つ、私が実践しているのが、「冬の庭の観察日記」をつけること。私は、毎週末に庭を歩いて、植物の状態を写真に撮る。そして、気づいたことをメモに残す。例えば、「ノックアウトローズの枝が雪で折れた」とか、「マルチングが風で飛ばされた」など。これを記録しておくと、翌年の剪定やケアに活かせる。私の庭は、この日記のおかげで、年々健康になっている。もし時間があれば、皆さんも試してみてほしい。秋の剪定は、植物との対話の時間。それを楽しみながら、美しい庭を作り上げていこう。

1. ほとんどの宿根草(多年草)

なぜ秋に剪る必要があるの?

実は私もずっと悩んでいたんだけど、宿根草をすべて秋に切る必要はない。ススキのような観賞用グラスや、コーンフラワー、ルドベキアの種は冬の鳥の餌になるし、雪景色の中で枯れた姿もなかなか風情がある。でも、葉っぱにうどん粉病やカビの跡が見える株は別。

たとえばアイリス、ホリホック、フロックス、ピオニー、ビーバーム——これらは秋に放置すると、枯れた葉の上で真菌が増えて、春に土壌ごと感染が広がるリスクがある。私は一度、ピオニーを切り忘れて翌年花が咲かなかったことがある。あの時は「来年こそは絶対に切るぞ」と心に決めたよ。やり方は簡単で、地面から5〜10cmのところでばっさり切る。病気の葉はゴミ袋に入れて、絶対にコンポストには入れないこと。これだけで、春の新芽がすっきりと元気に伸びる。

具体的な剪定手順を教えて

剪定バサミを手に取る前に、まず葉の状態をチェックしよう。私はFelco F2の剪定バサミを愛用している。切れ味が良くて手が疲れにくい。でも、ちょっと待って——道具の前に、土の準備も大事。

作業は次の順で進める。まず枯れた茎や花がらを根元から取り除く。次に、株元が風通し悪くならないように、内側の混み合った葉を間引く。この時、切った葉が地面に落ちたままにしないこと。カビの胞子が土に残るからね。最後に、株の周りを軽く耕して腐葉土をひと握り混ぜ込む。実はこれが一番大事なステップで、冬の間に土壌微生物が活性化して、春の開花がぐっと良くなる。私はこの作業を毎年10月の第2週にやると決めている。季節の行事みたいなもので、庭がきれいになるし、気分もリセットできる。ちなみに、私は切った葉を堆肥枠に積んで、半年後に庭に戻す循環を実践している。この習慣、本当におすすめだ。

2. ラベンダーとローズマリー

10月の剪定でやってはいけない8選!よくある失敗と正しい手順 Photos provided by pixabay

秋に切るのが正解?それとも春?

よく聞かれる質問なんだけど、答えは「秋」。ラベンダーとローズマリーは開花が終わった後、冬が来る前に形を整えるのがベスト。ただし、古い木質部分まで切ると、その先が枯れてしまうから注意。私も最初は「大胆に切ろう」と思って深く切りすぎて、半分くらい枯らした苦い経験がある。

正しいやり方はこうだ。花がらを取るついでに、全体の1/3くらいを目安に緑の葉の部分だけを切る。ローズマリーは刈り込むと、キッチンで使える枝がたくさん取れるから一石二鳥。私は切った枝を乾燥させて、冬の間スープや肉料理に使っている。ラベンダーは花の香りを部屋に楽しむために、リースにして吊るすのもおすすめ。ただし、寒さに弱い品種のラベンダーは、春まで待ったほうが無難。品種名を確認してから作業しよう。私の庭では「イングリッシュラベンダー」は秋剪定、「フレンチラベンダー」は春まで待つようにしている。

切る量と形の目安を教えて

形を整えるときのポイントは、全体がドーム状になるように意識すること。私は毎回、まず横から見て、バランスが悪い枝をピックアップする。そして、切る前に「この枝を切ったらどうなるか」を3秒だけ考える。これが意外と大切で、勢いで切ると後悔する。

具体的な数値で言うと、ラベンダーは高さの約1/3を、ローズマリーは約1/4を目安に切る。もし株が古くなって木質化が進んでいるなら、緑の葉がついている部分だけを残すように細心の注意を払う。切った後は、必ず株元に軽く堆肥をまいて、乾燥を防ぐ。私はこの作業を10月の晴れた午前中にやるようにしている。午後から雨が降ると切り口が濡れて病気になるリスクがあるからね。ちなみに、切った枝をそのまま土に挿すと、思わぬところで根が出て増えることもある。私はそれを鉢に植え替えて、知人にプレゼントしている。ラベンダーの挿し木は成功率が高いから、初心者にもおすすめの増やし方だ。

3. 夏に実をつけるベリー類

どれを切るべき?間違えたらどうなる?

ラズベリー、ブラックベリー、グーズベリー——これらは夏に実をつける品種だけを10月に剪定する。秋に実をつける品種は絶対に切らない。間違えると、来年の実がつく枝を全部切ってしまうことになる。私の友人が一度やってしまい、翌年はまったく実がならなかった。あの時は本当に落ち込んでいたけど、ベリー類は品種の見分け方が意外と難しい。

剪定の基本は、今年実をつけた枝(フルーツケイン)を根元から切り落とす。これが終わったら、残った若い枝(来年の枝)を4〜6本だけ残して、ほかは間引く。残す枝は太くて健康なものだけ。細い枝や曲がった枝は思い切って切る。病気の予防にもなるし、栄養が集中するから実が大きくなる。私は毎年、切った枝を細かく刻んで、堆肥に混ぜている。ただし、病気の枝は絶対にコンポストに入れないこと。これは鉄則だ。

10月の剪定でやってはいけない8選!よくある失敗と正しい手順 Photos provided by pixabay

秋に切るのが正解?それとも春?

トゲがある品種を扱うなら、パンク防止の園芸用手袋は必須。私はAmazonで買った耐穿刺性の手袋を使っている。普通の軍手だとトゲが刺さって痛い思いをする。特にブラックベリーの棘は厄介だから、腕全体をカバーするガーデニンググローブも併用している。

まず、剪定バサミは必ず清潔で切れ味の良いものを使う。私はTabor ToolsのGG12Aアンビルロッパーも併用している。太い枝が楽に切れる。作業の順番は、最初に実をつけた古い枝を根元から切る。次に、株元の混み合った場所を整理して、空気の通りを良くする。最後に、切り口に癒合剤を塗る。私はこれを怠って、切り口から菌が入って枝が枯れたことがある。もう二度と同じ失敗はしない。切った枝はすぐに片付けて、株元にマルチング材を敷く。これで雑草も防げて一石二鳥。ベリー類は特に根の浅い植物だから、マルチングが乾燥防止に効く。

4. ノックアウトローズ(つるバラの一種)

なぜ秋に剪ってもOKなの?

バラの剪定は通常、冬の休眠期が基本。でも、ノックアウトローズは新しい春の枝に花芽をつける性質がある。つまり、秋に切っても来年の花に影響が出にくい。私も最初は半信半疑だったけど、試してみたら翌年の開花がむしろ良くなった。不思議だよね。

やり方は簡単で、全体の1/3程度を目安に切る。具体的には、長く伸びた枝や内側に交差している枝を中心に切る。あまり小さく切りすぎると、冬の寒さで株が弱るリスクがある。私はいつも、株の高さを50cmくらいに整えるようにしている。そうすると、雪が積もっても枝が折れにくい。切った後は、株元に堆肥をたっぷりと与える。これで春の開花が格段に良くなる。忘れちゃいけないのが、切った枝や葉っぱは徹底的に拾い集めること。バラは黒星病になりやすいから、落ち葉はすべてゴミ袋に入れて処分する。私は燃えるゴミの日を確認して、すぐに出してしまう。

他のバラは秋に切らないほうがいい?

そう。私はこれで失敗したことがある。秋に深く切りすぎたバラは、冬に枯れ込んでしまった。だから、他の品種は凍結や積雪で折れそうな枝だけを、数センチ切る程度に留める。これを「軽いメンテナンス剪定」と呼んでいる。

具体的な見分け方は、枝が細くて風で揺れやすいもの、または他の枝と擦れている部分だけをカットする。これで冬のダメージを最小限にできる。私の師匠は「秋のバラ剪定は、あくまで予備動作。本番は2月の冬剪定だよ」と言っていた。確かにその通りで、ノックアウトローズ以外は、ほとんど手を加えずに冬を越させるのが正解。もし迷ったら、切るのをやめておく。後で切ることはできても、一度切った枝は戻らないからね。バラは特に「切りすぎ」が命取りになる。私は初心者の頃、よくこの罠にはまった。

5. サザンマグノリア(タイサンボク)

10月の剪定でやってはいけない8選!よくある失敗と正しい手順 Photos provided by pixabay

秋に切るのが正解?それとも春?

マグノリアは秋に剪定するのが一番。特にサザンマグノリアは、花が咲き終わった後が剪定のチャンス。冬に切ると、切り口から樹液が大量ににじみ出て木が弱る。私も一度、冬に剪定してしまい、春に元気がなくて心配したことがある。あの時は「やらかした」と思ったよ。

まず、花がすべて終わったのを確認してから作業を始める。10月でも早すぎると、まだ咲いている花を切ってしまう。私は毎年、10月の第3週にスケジュールを入れる。切る場所は、枯れた枝や病気の枝、そして内側に向かって伸びている枝。これらを根元から切る。全体のバランスを見ながら、樹形を整えるように意識する。私はTabor ToolsのGG12Aアンビルロッパーを使っている。太い枝も楽に切れる。切った後は、切り口に癒合剤を塗って乾燥を防ぐ。これで翌年の花付きが良くなる。

大きな木の剪定で注意することは?

マグノリアは大きくなるから、高所作業が必要な場合もある。私は一度、脚立に乗って剪定していてバランスを崩したことがある。それ以来、高さ2m以上の枝はプロに任せることにしている。自分でやるのは危険だし、木に大きな傷を与えるリスクもある。

もし自分でやるなら、剪定バサミの代わりにノコギリを使う場面も出てくる。その時は、枝の付け根の「枝の襟」と呼ばれる膨らんだ部分を残して切る。これを切ってしまうと、治りが悪くなって病気の入り口になる。私は最初、これを知らずに幹にぴったり切ってしまい、大きな傷ができた。正しい切り方は、枝の襟の少し外側を斜めに切る。これで木が自然に治癒する。もし不安なら、園芸の本を一冊買って、図解を確認しながらやるのがおすすめ。私は「庭木の剪定教科書」という本を愛用している。あと、切り口の大きさが5cmを超える場合は、癒合剤をたっぷり塗るのが鉄則。これを守れば、大きな木でも安心だ。

6. ガーデニア(クチナシ)

暖かい地域の人だけの作業?

そう。ガーデニアは温暖な気候で育つ植物だから、寒い地域ではそもそも庭植えにできない。でも、南の方の庭師にとっては、10月の剪定が大切な作業になる。私も以前、関東地方で鉢植えで育てていたことがある。冬は室内に取り込んで、何とか越冬させた。

剪定のタイミングは、花がすべて終わって、新しいつぼみが確認できなくなったら。早すぎると、まだ咲く可能性のある花を切ってしまう。私は毎年、10月の初旬にチェックして、花がらをすべて取り除く。次に、ひょろひょろと伸びた枝や、傷んでいる枝を根元から切る。全体の形は、自然な丸みを意識して整える。ガーデニアは剪定に強くないから、切りすぎに注意。私は一度、1/3以上切ってしまい、翌年は花が咲かなかった。それ以来、全体の1/4程度を目安にしている。切った枝は、水に挿して室内で楽しむこともできる。いい香りが部屋中に広がって、剪定が楽しみになる。

剪定後のケアはどうする?

剪定が終わったら、株元に緩効性の肥料をひとつまみ与える。私は有機肥料を好んで使っている。ガーデニアは酸性の土を好むから、ピートモスや酸性肥料を混ぜるのも効果的。土のpHを測るキットもあるから、気になる人はチェックしてみて。

さらに、冬の寒さ対策として、株元にマルチングをたっぷり敷く。私はバークチップを5cmくらいの厚さで敷いている。これで根霜を防げる。もし鉢植えなら、室内の明るい場所に移動させる。私は南向きの窓辺に置いている。注意点は、剪定後に雨が続くと切り口から病気が入りやすい。だから、晴れた日の午前中に作業を終わらせる。切った葉っぱや枝は、すぐに片付けて清潔を保つ。病気の葉は特に注意して、コンポストには入れずに燃えるゴミとして処分する。この習慣で、私のガーデニアは毎年元気に花を咲かせている。暖かい地域の人は、ぜひこの秋の剪定を試してみてほしい。

7. パニクルアジサイとスムースアジサイ

どのアジサイを秋に切るの?

アジサイの剪定は種類によって全然違う。ここで間違えると、来年の花が咲かない。旧枝咲き(モップヘッドやオークリーフ)は秋に絶対に切らない。新枝咲き(パニクルアジサイやスムースアジサイ)だけが10月の剪定対象。私も最初は全くわからず、高級なモップヘッドアジサイを切ってしまい、翌年は葉っぱだけの庭になった。あの時のショックは今でも覚えている。

まず、枯れた花がらを取る。これで新しい花芽がつきやすくなる。次に、形を整えるために、長く伸びすぎた枝や内側の枝を間引く。ただし、強い剪定(全体の1/3以上)は冬か春まで待つ。私はこの秋の剪定を「軽いメンテナンス」と呼んでいる。切る量は全体の1/5程度で十分。具体的には、花がらを取るついでに、ひょろひょろした枝を3〜4本切るだけ。これで来年の花つきが良くなる。パニクルアジサイは特に剪定に強いから、初心者にもおすすめだ。

間違えたらどうなる?

私の失敗談を一つ。旧枝咲きのアジサイを秋に切ったら、翌年は花芽がほとんどつかなかった。旧枝咲きは、秋に翌年の花芽を準備するから、秋に切るとその芽を失う。私の友人は、「アジサイは全部同じでしょ」と言って、すべての株を秋に剪定してしまい、翌年は悲しい思いをした。本当にもったいない話だ。

もし間違えて切ってしまっても、株が健康なら翌々年には回復する。でも、せっかくなら正しい剪定を覚えたいよね。私は、品種の名札を必ず付けておく。それで剪定のタイミングを間違えない。もし名札がなくて迷ったら、秋は何もせず、春に新しい芽が出てから判断する。これが一番安全な方法だ。切った後の枝は、挿し木に使うと増やすこともできる。私はパニクルアジサイの枝を水に挿して、友人にプレゼントしている。ちなみに、スムースアジサイは挿し木の成功率が非常に高いから、試してみる価値がある。

8. 吸芽(サッカー)を出す低木や樹木

なぜ吸芽が問題なの?

多くの樹木や低木は、株元から細い芽(サッカー)をたくさん出す。これを放置すると、栄養が分散して、メインの株が弱る。また、見た目も乱雑になる。私の庭でも、ハナミズキやライラックが毎年たくさんのサッカーを出して困っていた。まさに庭の悩みの種だった。

サッカーの除去は、秋にやるのがベスト。なぜなら、冬の間に株が休眠に入る前に、エネルギーをメインの株に集中させられるから。やり方は、サッカーを根元から引きちぎるか、刃物で切り取る。私はできるだけ深く掘り下げて、根本から切る。浅く切ると、すぐにまた生えてくる。私の経験では、地面から5cmくらい掘り下げて、株元の膨らんだ部分(ノード)ごと切り取るのが効果的。これをやらないと、切った場所からさらに多くのサッカーが出る。処理した後は、その場所に腐葉土をかぶせておく。これで再発を防げる。

特にサッカーが多い植物は?

ハナミズキ、クロバナエンジュ、ライラック、フォーサイシア、サンザシ、マンサク、そして多くの果樹がサッカーを出しやすい。私の庭では、リンゴの木が毎年ものすごい数のサッカーを出す。放置すると、根元がジャングルみたいになる。これは本当に困る。

サッカーの除去は、年に1回の秋の作業で十分。私は10月の最終週に、庭全体をチェックする習慣をつけている。手順は、まず株元の周りを手でかき分けて、サッカーを確認する。次に、太いサッカーは剪定バサミで、細いものは手で引き抜く。手で抜くときは、力を入れすぎないように注意。根を傷めると、今度は別の場所からサッカーが出る。私は軍手をして、丁寧に一本ずつ処理する。最後に、株元にマルチングをして、乾燥と雑草を防ぐ。この作業を続けると、メインの株がぐんぐん育つ。私のリンゴの木は、サッカーをこまめに取るようになってから、実の大きさが1.5倍になった。収穫量も増えて、本当に嬉しい変化だ。

9. 秋に剪定してはいけない植物(よくある勘違い)

つい切ってしまいがちな植物は?

私が一番多く相談を受けるのが、「春に花が咲く樹木を秋に切ってしまった」という失敗。レンギョウ、モクレン、ハナミズキ、ライラック——これらは旧枝咲きで、秋に翌年の花芽を準備する。秋に切ると、その芽を全部捨てることになる。私も昔、レンギョウを秋に丸坊主にしたら、翌年は花がまったく咲かなかった。あの時は「なんで?」と落ち込んだものだ。

もう一つが、常緑樹の強い剪定。ツゲやイヌツゲを秋に深く切ると、切り口から寒さが入り込んで、冬に枯れ込む。私はある年、ツゲの生垣を秋に整えすぎて、春に半分が茶色くなった。常緑樹の剪定は、春の新芽が出る前か、成長が落ち着いた夏が基本。もし秋にどうしても形を整えたいなら、新しく伸びた枝の先端だけを数センチ切る「軽い刈り込み」に留める。これならリスクが少ない。

見分け方を教えて

迷ったら、花が咲く時期を思い出してほしい。春に咲く植物は、秋にはすでに花芽ができている。だから、秋に切るとその芽を失う。逆に、夏から秋に咲く植物は、秋に切っても大丈夫なことが多い。私は、このルールを覚えてから、剪定ミスが激減した。本当にシンプルな法則だ。

もう一つの判断基準は、「今年の枝に咲くか、去年の枝に咲くか」という点。私はこれを、園芸店で買った手帳にメモしている。品種ごとに「秋剪定OK」「冬剪定」「春剪定」と書き分けて、毎年見返す。これだけで、剪定のタイミングに迷わなくなる。もし覚えきれないなら、スマホのメモ帳に写真を貼って管理するのもおすすめ。私は、剪定前の写真と剪定後の写真をセットで保存している。そうすると、翌年の状態と比較できるから、自分の技量が上がる。実際、この方法で剪定の腕前が格段に良くなった。庭の管理が楽しくなって、毎年秋が待ち遠しくなる。

10. 剪定道具の選び方とメンテナンス

必要な道具はこれだけ

秋の剪定を始める前に、道具をしっかり準備しよう。私が最低限必要だと思うのは、剪定バサミ、ロッパー、園芸用手袋、そしてゴミ袋。私はFiskarsのバイパス剪定バサミを愛用している。切れ味が良くて、手が小さな私でも使いやすい。もう一つ、Tabor ToolsのGG12Aアンビルロッパーは、太い枝を切るときに重宝する。手袋は、Amazonで買った耐穿刺性のもの。トゲのある植物を扱うときはこれがないと危ない。

道具のメンテナンスも忘れずに。剪定バサミは使い終わったら、布で拭いて、油をさす。私は年に1回、プロ用の砥石で研いでいる。切れ味が悪いと、枝を切るときに裂いてしまい、病気の原因になる。私はこのことを、ある年、切れないバサミで無理に切って、枝をぐちゃぐちゃにした経験から学んだ。それ以来、切れ味が落ちたらすぐに研ぐか、新しいものに交換する。道具を大事にすれば、植物も健康に育つ。剪定作業が楽しくなるように、自分に合った道具を選んでほしい。

初心者におすすめの道具セット

もしこれから剪定を始めるなら、最初から高級品を買う必要はない。私は、3000円くらいの剪定バサミと、5000円くらいのロッパー、そして1000円の手袋で十分だと思う。これで、ほとんどの庭木の剪定がこなせる。私も最初は安い道具を使っていたけど、特に問題はなかった。ただ、切れ味の悪い道具は絶対に使わないこと。枝を切るストレスが増えるし、植物にも悪影響だ。

道具の収納も大切。使った後は、湿気の少ない場所に保管する。私は、工具箱にシリカゲルを入れて、サビを防いでいる。もしサビが出たら、ワイヤーブラシで落としてから油を塗る。このメンテナンスを習慣にすると、道具が10年は持つ。私は、祖父からもらった剪定バサミを今も使っている。道具を大事にすると、剪定作業そのものが楽しくなる。秋の庭仕事の時間が、自分だけの特別な時間になる。

道具の種類おすすめの価格帯私の愛用ブランド主な用途
剪定バサミ3000円〜5000円Felco F2, Fiskars細い枝や花がらを切る
ロッパー5000円〜8000円Tabor Tools GG12A太い枝(2cm以上)を切る
園芸用手袋1000円〜3000円Amazon耐穿刺性手袋トゲや怪我から手を守る
ノコギリ2000円〜4000円サムライ鋸太い枝や高所作業

11. 剪定後のケアと冬越し準備

剪定が終わったら何をする?

剪定が終わったからといって、そのまま放置してはいけない。まず、切った枝や葉っぱをすべて拾い集める。私は、病気の葉っぱは別のゴミ袋に入れて、燃えるゴミとして出す。健康な枝は、細かく刻んで堆肥に混ぜる。これで、来年の春に使える良い堆肥ができる。堆肥作りも、秋の庭仕事の楽しみの一つだ。私は、堆肥枠をDIYで作って、剪定クズをどんどん投入している。半年後にはふかふかの堆肥ができる。

次に、株元にマルチングを施す。私は、バークチップや腐葉土を5cmくらいの厚さで敷く。これで、冬の寒さから根を守り、雑草も防げる。マルチングは、株の周りにドーナツ状に敷くのがポイント。幹に直接触れると、湿気で幹が腐る原因になる。私は、幹から10cmくらい離して、均等に広げる。最後に、たっぷりと水をやる。冬の間は乾燥するから、水やりを忘れないように。私は、週に一度のペースで、晴れた日に水をやっている。これで、春まで植物が元気に冬を越せる。

冬越しのチェックリスト

私が毎年使っているチェックリストを共有する。まず、剪定した植物すべてに、癒合剤を塗ったかどうか。次に、マルチングを適切な厚さで敷いたか。そして、水やりを週に一度行っているか。さらに、鉢植えの植物は、室内に移動させたか。最後に、道具をきれいに掃除して、油をさしたか。この5つをチェックすれば、冬越しの準備は完璧。私は、このリストをスマホのメモに保存して、毎年確認している。

もう一つ、私が実践しているのが、「冬の庭の観察日記」をつけること。私は、毎週末に庭を歩いて、植物の状態を写真に撮る。そして、気づいたことをメモに残す。例えば、「ノックアウトローズの枝が雪で折れた」とか、「マルチングが風で飛ばされた」など。これを記録しておくと、翌年の剪定やケアに活かせる。私の庭は、この日記のおかげで、年々健康になっている。もし時間があれば、皆さんも試してみてほしい。秋の剪定は、植物との対話の時間。それを楽しみながら、美しい庭を作り上げていこう。

チェック項目確認ポイント頻度私のアドバイス
癒合剤の塗布切り口に塗ったか?剪定直後直径1cm以上の切り口には必須
マルチング5cmの厚さで敷いたか?剪定後すぐ幹から10cm離してドーナツ状に
水やり週に1回、晴れた日に行ったか?週1回冬は乾燥に注意
鉢植えの移動室内の明るい場所に移動したか?寒くなる前南向きの窓辺がベスト
道具のメンテナンス掃除と油さしをしたか?剪定後湿気の少ない場所に保管

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FAQs

Q: 1. 秋の剪定で一番よくある失敗は何ですか?

A: 一番多い失敗は、剪定する植物を間違えること。私も最初は、春に咲く花木(例えばレンギョウやモクレン)を秋に切ってしまい、翌年花がまったく咲かなかった経験があります。これらの植物は、秋に翌年の花芽を準備する「旧枝咲き」タイプ。秋に切ると、その芽を全部失ってしまうんです。私のアドバイスは、剪定する前に、その植物がいつ咲くか、どの枝に花芽をつけるかを調べること。例えば、新枝咲きのアジサイ(パニクルやスムース)は秋に切っても大丈夫ですが、旧枝咲きのモップヘッドは絶対に切らない。私は、品種の名札を必ず付けて、手帳にメモする習慣をつけました。これで、剪定のタイミングに迷わなくなりました。もし迷ったら、秋は何もせず、春に様子を見るのが一番安全。剪定は一度切ったら戻らないから、慎重に判断してほしいです。

Q: 2. 宿根草は全部秋に切るべきですか?

A: いいえ、全部切る必要はありません。実は、観賞用グラス(ススキなど)や、コーンフラワー、ルドベキアの種は、冬の鳥の餌になるし、枯れた姿も風情がある。私の庭では、これらの植物はあえて切らずに残しています。ただし、うどん粉病やカビの跡が見える葉は例外。例えば、アイリス、ホリホック、フロックス、ピオニー、ビーバームは、枯れた葉の上で真菌が増えて、春に土壌ごと感染が広がるリスクがある。私は一度、ピオニーを切り忘れて、翌年花が咲かなかった苦い経験があります。だから、病気の兆候がある株は、地面から5〜10cmのところでばっさり切る。切った葉は、絶対にコンポストに入れずに、燃えるゴミとして処分する。これが鉄則。健康な株は、そのままにして冬の景色を楽しむのもアリですよ。

Q: 3. ラベンダーやローズマリーは秋に切るべき?

A: はい、秋に切るのがベストです。ラベンダーとローズマリーは、開花が終わった後、冬が来る前に形を整えるのがポイント。私も最初は、古い木質部分まで深く切りすぎて、半分くらい枯らした失敗があります。正しいやり方は、全体の1/3くらいを目安に、緑の葉の部分だけを切る。花がらを取るついでに、全体がドーム状になるように意識します。特に、ラベンダーは高さの約1/3、ローズマリーは約1/4を目安に。切る前に、「この枝を切ったらどうなるか」を3秒だけ考える。これが意外と大切。また、寒さに弱い品種(フレンチラベンダーなど)は、春まで待ったほうが無難。私は、イングリッシュラベンダーは秋剪定、フレンチラベンダーは春まで待つようにしています。切った枝は、乾燥させてキッチンで使うのもおすすめ。

Q: 4. ノックアウトローズはなぜ秋に剪っても大丈夫なの?

A: ノックアウトローズは、新しい春の枝に花芽をつける性質があるから。つまり、秋に切っても来年の花に影響が出にくいんです。私も最初は半信半疑でしたが、試してみたら翌年の開花がむしろ良くなった。やり方は簡単で、全体の1/3程度を目安に切る。具体的には、長く伸びた枝や内側に交差している枝を中心に切る。あまり小さく切りすぎると、冬の寒さで株が弱るリスクがある。私はいつも、株の高さを50cmくらいに整えるようにしている。そうすると、雪が積もっても枝が折れにくい。切った後は、株元に堆肥をたっぷり与える。これで春の開花が格段に良くなる。忘れちゃいけないのが、切った枝や葉っぱは徹底的に拾い集めること。バラは黒星病になりやすいから、落ち葉はすべてゴミ袋に入れて処分する。他のバラの品種は、秋に深く剪定しないように注意してね。

Q: 5. 吸芽(サッカー)って何?なぜ秋に除去するの?

A: 吸芽(サッカー)とは、樹木や低木の株元から出る細い芽のこと。これを放置すると、栄養が分散して、メインの株が弱る。私の庭でも、ハナミズキやライラックが毎年たくさんのサッカーを出して困っていました。除去するなら、秋がベストなタイミング。冬の間に株が休眠に入る前に、エネルギーをメインに集中させられるからです。やり方は、サッカーを根元から引きちぎるか、刃物で切り取る。私は、できるだけ深く掘り下げて、根本から切る。浅く切ると、すぐにまた生えてくる。私の経験では、地面から5cmくらい掘り下げて、株元の膨らんだ部分(ノード)ごと切り取るのが効果的。ハナミズキ、クロバナエンジュ、ライラック、フォーサイシア、サンザシ、マンサク、そして多くの果樹がサッカーを出しやすい。この作業を続けると、メインの株がぐんぐん育つ。私のリンゴの木は、サッカーをこまめに取るようになってから、実の大きさが1.5倍になりました。

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